日本は2015年3月にWHOより麻しんの排除状態(その土地由来の麻しんウィルス株が36ヶ月存在しないという状態)であると認定されました。しかし、以後も輸入例を発端とした集団感染事例があり、年間100-500例程度は報告されています。※
ポイント!
- 2008年は10~20代を中心に大きな流行※1
- ワクチン接種率が高い集団では感染拡大しなかった※1
- ワクチン2回接種が重要であり、発症数が多い20~30代、海外渡航者のワクチン接種が重要※2
- ※1
-
国立感染症研究所病原微生物検出情報(IASR)VIL,40:49-51,2019
https://www.niid.go.jp/niid/ja/measles-m/measles-iasrtpc/8732-470t.html(2020年3月3日アクセス)
- ※2
-
InaidaS,etaly,Epidemina Infect 145:2374:2374-2331,2017
好発年齢に対する定期接種事業により年々風しんの報告数は減少傾向でしたが、近年では2018年に関東地方を中心に報告数が増えました。2019年には先天性風しん症候群が4例報告されています。(2019年12月時点)
出典:国立感染症研究所 発生動向
ポイント!※
- 2011年に海外での感染例から集団感染したことをきっかけに再び増加し、その後全国的な流行となった
- 2013年は患者数がさらに急増した
- 麻しん同様、流行の中心は予防接種の機会が少なく、十分な免疫がついていなかった20~40代の男性や20代の女性
国内での報告は、年間20-40例程度と少ないが、2011年宮崎県内の学生寮や2015年山口県で開催された世界スカウトジャンボリー、2017年神奈川県内の全寮制学校での集団感染事例がある。
ポイント!
- 略語はIMD:invasive meningococcal disease
- 日本では、定期接種になっていない
- 上記の事例のように集団生活がリスク要因であり、マスギャザリングもそのひとつに考えられている
2006年に麻しん・風しん混合(MR)ワクチンを用いた2回接種(1期,2期)が導入!
日本は2015年3月にWHOより麻しんの排除状態(その土地由来の麻しんウィルス株が36ヶ月存在しないという状態)であると認定されました。しかし、以後も輸入例を発端とした集団感染事例があり、年間100-500例程度は報告されています。※
好発年齢に対する定期接種事業により年々風しんの報告数は減少傾向でしたが、近年では2018年に関東地方を中心に報告数が増えました。2019年には先天性風しん症候群が4例報告されています。(2019年12月時点)
出典:国立感染症研究所 発生動向
国内での報告は、年間20-40例程度と少ないが、2011年宮崎県内の学生寮や2015年山口県で開催された世界スカウトジャンボリー、2017年神奈川県内の全寮制学校での集団感染事例がある。
2006年に麻しん・風しん混合(MR)ワクチンを用いた2回接種(1期,2期)が導入!